結婚指輪のつや消し加工には、大きく分けてヘアラインとホーニングがあります。ヘアラインは、表面に一方向の細い線を無数に入れて、ほどよい光沢を残す仕上げ。ホーニングは、細かな粒子を吹き付けてつやを消す、すりガラスのような仕上げです。どちらも鏡面仕上げより光が穏やかになり、落ち着いた印象になります。&tique の指輪も、ヘアライン・ホーニングのつや消し加工を承っています。
ここでは、二つの仕上げの違いと、縁にミル打ちをあしらった指輪と組み合わせたときの見え方をお話しします。
結婚指輪の表面仕上げは、大きく「鏡面」と「つや消し(マット)」に分かれます。
つや消しは、地金の色そのものを静かに見せたいときや、手もとを落ち着いた印象にしたいときに選ばれます。
同じ地金でも、仕上げが変われば色の見え方も変わります。鏡面では周りの景色を映し込んで明るく見えるプラチナも、つや消しにすると、少し深みのある落ち着いた白に感じられます。ゴールドも、つやを抑えると色味がやわらかく見えてきます。地金の色の選び方は「結婚指輪のゴールドの色」でもご紹介しています。
| 仕上げ | 加工の方法 | 質感 |
|---|---|---|
| ヘアライン | 表面に一方向の細い線を無数に入れる | 線に沿って細く光る。つやとマットの中間 |
| ホーニング | 細かな粒子を表面に吹き付ける | すりガラスのような、やわらかなマット |
ヘアラインは、髪の毛のように細い筋目を揃えて入れる仕上げです。筋に沿って光が細く流れるため、マットでありながら金属らしいつやも感じられます。
ホーニングは、表面全体を均一に細かく荒らす仕上げです。光をやわらかく散らすので、つやのない、穏やかな質感になります。よりマットな雰囲気を好む方に向いています。
&tique の指輪は、すべてのラインの縁にミル打ちをあしらっています。ミル打ちの粒は、ひと粒ずつが違う角度で光を返し、指を動かすたびに輝く場所が移り変わります。
つや消しの面は、光を静かに散らします。そのため、つや消し加工を組み合わせると、面は落ち着いた表情になり、縁の粒の光がそのぶん際立って見える、という見え方の変化が生まれます。同じラインでも、鏡面で揃えたときとはずいぶん違った印象になります。
ふたりの指輪の片方だけをつや消しにして、同じラインのなかで表情を変えるという考え方もあります。どの面にどちらの仕上げを施すかは指輪のデザインによって変わるので、取扱店でご相談ください。
ミル打ちの光り方そのものについては「ミル打ちとは」で詳しくご紹介しています。
つや消し加工は、鏡面仕上げに比べて細かな傷が目立ちにくい、といわれます。表面にもともと細かな凹凸があるため、日常のすり傷がなじみやすいのです。
一方で、長く着けているうちに、よく擦れる部分のつやが少しずつ戻り、光って見えてくることがあります。それも、毎日着けてきた指輪の変化のひとつです。
つや消しの指輪を磨き直すときは、元の質感をどう整えるかによって仕上がりが変わります。お直しの前に、ご購入の正規取扱店でご相談ください。保証の仕組みは「結婚指輪のアフターサービスと永久保証」でお話ししています。
どちらも鏡面仕上げより傷がなじみやすい仕上げです。傷の見え方は、地金の色や着け方によっても変わります。迷ったときは、取扱店で実物を見比べてみてください。
&tique では、つや消し加工(ヘアライン・ホーニング)を各ラインの共通仕様としてご用意しています。金額は各ラインの商品ページ(例:ルフテルの結婚指輪)をご覧ください。仕上げる範囲は取扱店でご相談ください。
つや消しの面は光を静かに散らすので、縁の粒の光はむしろ際立って見えます。鏡面との違いは、実物で並べるといちばんよくわかります。
つや消しの質感とミル打ちの光は、写真ではなかなか伝わりません。結婚指輪のコレクションで気になるラインを選んだら、お近くの正規取扱店で、仕上げの違いを手に取って確かめてください(取扱ラインは店舗によって異なります)。地金の色によっても表情は変わります。